通関士試験の概要

●通関士の所轄官庁
通関士試験は、財務省が所轄官庁ですが、実際は全国の税関によって実施運営されています。
●受験資格
学歴、経歴、年令、国籍などの制限はありませんので、誰でも通関士試験を受験できます。
●願書配布期間
例年7月初旬〜8月中旬(願書受付終了)まで。
●願書受付期間
通常は、7月下旬あるいは8月上旬〜8月中旬の間に、受験予定の税関で受付けています。受付期間は、その年によって、変更になることもありますので、各税関で確認しておくのがよいでしょう。
●試験日
毎年1回、10月初旬〜中旬の日曜日。その年によって、若干変更になることもありますので、事前に確認しておきましょう。
●受験場所
全国13カ所。札幌、新潟、東京、仙台、横浜、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡、熊本、那覇。
受験場所の制限はなく、全国どこで通関士試験を受験しても、かまいません。(試験会場は、受験票に記載されています。)
●試験の範囲
通関士試験は、以下の3科目から出題されます。
(1)通関業法
(2)関税法等
   関税法、関税定率法その他関税に関する法律、
   および外国為替、外国貿易法(第6章に関する部分のみ)
(3)通関実務
   通関書類の作成要領、その他通関手続きの実務
   *実際に、輸出申告書と輸入申告書を作成し、関税額を計算。
●出題形式
3科目とも、択一式と選択式の試験があり、120満点で採点され、全ての科目試験で、60%以上の得点を取る必要があります。
1つでも60%未満の科目があると、通関士試験は不合格になります。なお、全てマークシート方式での解答になっています。